カナダの鉱山に60時間閉じ込められた後、3人の作業員が救出

カナダ、ブリティッシュコロンビア州北西部のニューモント（NYSE、ASX：NEM）（TSX：NGT）のレッドクリス鉱山に閉じ込められていた、鉱山用ヘッドランプをつけた3人の作業員が、地下60時間以上を経て無事救出されました。

ニューモント社は、B.C.を拠点とするHy-Tech Drilling社の請負業者であるケビン・クームス、ダリエン・マデューク、ジェシー・チュバティの3人が、木曜日の夜遅くに地上に引き上げられた後、「健康で元気」であると述べました。救出劇は、火曜日の早朝に発生した2度の大きな落盤事故に続き、彼らの出口を塞ぎ、後に通信を遮断しました。

「これは、綿密に計画され、細心の注意を払って実行された救出計画でした」と、同社は声明で述べています。

ニューモント社は、水曜日に連絡が途絶える前に、男性たちが鉱山の避難室の一つにいて、食料、水、空気への安定したアクセスがあることを確認していたと述べています。彼らは、複雑な作戦の後、木曜日の現地時間午後10時40分頃（東部時間金曜日の午前1時40分）に救出されました。

ニューモント社は、救出活動中、レッドクリスでのすべての操業を停止しました。チームは、B.C.にある同社のブルースジャック鉱山から持ち込まれたドローンと遠隔操作のスコップを使用して、長さ20〜30メートル、高さ最大8メートルと推定される巨大な瓦礫を撤去しました。

ニューモント社は、成功した結果を「たゆまぬ協力、技術的専門知識、そして何よりも安全性とケア」に帰しました。

B.C.の鉱物・重要鉱物大臣ジャグルプ・ブラール氏は、Xでの投稿で、「この3人の作業員が家族の元に帰れることを知って、私たちが皆感じる安堵感を言葉で表すことはできません」と述べました。

デース湖の約80km南、バンクーバーの北1,050キロメートル（652マイル）に位置するレッドクリスは、ニューモント（70％）とインペリアル・メタルズ（30％）が共同で運営する合弁事業です。この金・銅鉱山は、2015年から生産を開始しています。

この事件に関する完全な調査が進行中です。